本誌編集長の井上が雑誌制作の裏側をこぼれ話と共に紹介します。
取材中の雑談で、お店の方と「好きな店」の話をすることがあります。「いろんな店に行ったけど、あの店が自分にとって一番」「あんなに良い食材を使っているのに、あの値段は破格」「大切な日の食事は絶対あの店」「人生で一番通っている店。あの店がなくなったら…(涙)」などなど。そんな話を聞くと、すぐに足を運びたくなるものです。そして、実際に行ってみると、やはり素晴らしいんですよね。今回表紙になっている「健康焼肉 亀」さんも、とにかくたくさんの料理人の方からオススメされたお店です。肉はもちろん、野菜やおにぎりまで旨い。おにぎりは結構大きいのですが、ペロリでした。
日赤通り沿いの「馬刺し専門店 たけちゃん」。エフエム福岡の近くにあり、店の前を通ると、満席なことが多い人気店です。取材中、紹介者である「アガーリ」の上里さんが馬刺しを買いに来るという偶然も! 馬肉好きにはたまらない、とにかく“馬尽くし”のお店です。
「御料理 古川」の古川さんが好きな店、小倉にある「実南」さんへ初訪問。料理の味やサービスはもちろん、古川さんが「本物ばかり」と太鼓判を押す器の数々も魅力です。料理と器の写真はぜひ本編で。写真手前に映るお猪口は、崔在皓(チェ・ジェホ)さんという作家さんの作品です。初めて見る器との出合いも、外食の喜びのひとつですよね。
2021年9・10月号で蕎麦を特集し、たいへん好評をいただきました。そして、ついにムック本を発売することになりました(10月末発売予定です)。ということで、最近は蕎麦三昧で最高に幸せです。蕎麦好きの皆さま、ぜひお楽しみに。
最後に、今回の企画で好きなお店をご紹介くださった皆さまへ心より感謝を申し上げます。本当に好きなお店は、人に教えたいけど教えたくないものだと思います。そんな貴重な情報を提供していただき、今回の「ソワニエ +」が完成しました。新たな出合いも多く、本誌初登場のお店も(中にはメディア初登場のお店も!)。読者の皆さまにとっても、今号が良い出合いのきっかけになりますように。
