ソワニエプラス編集長の井上が雑誌制作の裏側をこぼれ話と共に紹介します。
連載「大人が愛する店」第5回は斉藤ふみさん。打ち合わせの時、「大好きな、一生通いたいと思うお店で話を聞かせてください」とお願いしたところ、「スミたまの店しかない!」と即決。“スミたま”こと福永澄男さんの店「リレ」で取材することになりました。一生のうちで、斉藤さんと福永さんのように、心を許しあえる人と出会えたら、それはある意味奇跡にも似た幸せなことですよね。「リレ」は斉藤さんにとって、一生愛する店なんだと感じる取材でした。あと余談ですが、斉藤さんに初めてお会いした時、お顔の小ささに震えました。
今回の特集は、約1年間の新店リサーチを経て完成しました。「最旬の福岡」「美食案内」「新しい行きつけ」をテーマに、約1年の間にオープンした店から企画担当の編集者と取材先を選ばせて頂きました。今回取材をしていて特に感じたのは、若き料理人のパワー! 料理も人も勢いがあって良い刺激を受けました。写真はP20で紹介している「鮨 唐島」での1枚。31歳と若い店主の唐島裕さんとお父様の清さん。これからも足を運びたいと思う1軒です。
写真のメニュー、何だと思いますか? 「え? 卵黄でしょ?」と思われた方……違うんです(詳しくはP16へ)。食事を終えたお客さんが「美味しかった」に加えて「楽しかった」と思わず漏らす「SHIBU」のコース料理を今回取材しました。写真左上は「SHIBU」のメニューリストです。ここまでコース料理の品数が多い店も珍しいのではないでしょうか。