ソワニエプラス編集長の井上が雑誌制作の裏側をこぼれ話と共に紹介します。
ずーっとやりたかった蕎麦特集。ついに実現することができました。福岡といえばラーメンやうどんで、もちろん私も好きですが、「蕎麦をお忘れでは?」と思うこともしばしば。大特集が組めるほど美味しい蕎麦の店が増えたのは、「信州そば むらた」の村田さんの存在も大きいのではないでしょうか。福岡の蕎麦屋を食べ歩いていると、「むらた」出身の方が多いこと! 自身の店を繁盛させて福岡に蕎麦好きを増やしただけでなく、多くの弟子を育てるなんて敬服いたします。今回の取材では、村田さんの蕎麦への愛情をたっぷり感じました。
蕎麦マニア・謎のアジア人さんが、ぜひ取材したい!と言ったのが、不二精機のヌードルマシン。もちろん、手打ちならではの美味しさはあると思いますが、毎日食べられるくらい安くて美味しい蕎麦を提供するこの機械は、蕎麦好きにとってありがたい存在です。
皆さんはどんな時に「大人になったなぁ」と感じますか? シリーズもののマンガをまとめ買いした時? 一生ものの器を購入した時? いろいろあると思いますが、私は蕎麦屋でお酒を飲んでいる時です。板わさやたまご焼きでちびちびお酒を飲んで、最後に蕎麦で締める。なんだか自然と背筋が伸びて、またちょっと頑張ろうと思えるんです。
私が高校生の頃、友人が「そば処 武蔵」で働いていました。当時は、バイトといえばファストフードが多かったので、、蕎麦屋で働く友人が随分大人びて見えました。そして確かこの頃です、私が蕎麦湯というものを知ったのは…。初めて飲んだ時は「何このドロドロしたやつ…」と恐る恐る口に。あの頃は美味しいとは思えませんでした(笑)。