美味しい会席料理に、博多の伝統芸能を担う博多券番芸妓による唄と踊り、素晴らしい夜でした。
長年博多の料亭文化を支えてきた『老松』ならではの
旬の食材をつかった逸品の数々です。
小向の鉄引きはシンプルながら職人の技量や食材への目利きの確かさを伝えます。
吸い物も素材の旨味と澄み切った出汁が絶妙でした。
そして、注目したいのは「器」
年代物の「器」はどれを見ても形状や模様など素晴らしいものばかり
漆器、陶器に関わらず日本文化の粋が料理と共に凝縮しています。
魚料理が目立ちますが、肉料理もあります。
肉の旨味と旬の野菜の食感が楽しめました。
さらにオーパスワンのヴィンテージワインが和食に良く合いました。
お酒が好きな私には嬉しい組み合わせです。
この他、数々の料理も美味しく頂きました。
そして、老松と言えばお座敷。
博多券番芸妓の皆さんによる唄と舞は艶やかで華がありました。
伝統的な地方の三味線
立方の舞踊は動作の一つ一つが指先まで趣きがあります。
「豊かなもの」にゆったりと身をひたすことができる
『老松』はソワニエVol.38でもお手軽に楽しめるランチが紹介されています。(H.I)
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