歴史と想いが息づく八女茶
日中と夜間の温度差が大きく、適度な降雨量で茶の栽培に最適な環境である八女地域。
その地で生産される、福岡県が誇る日本茶ブランド「八女茶」の起源は古く、2023年にその発祥から600年を迎えます。
八女茶の味は濃厚で、独特の甘味と旨味をもちながらも苦味と渋味が少ないのが特徴です。
4つの色で表現された歴史と伝統、高い品質
福岡県は八女茶の魅力を国内外に発信するべく、新たに「福岡の八女茶」ロゴマークを制作しました。
ロゴマークの色にはそれぞれ意味がこめられています。
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「黄金色」八女茶本来の色。全国的に認められた品質の高さを示す。
「弁柄色」600年の伝統を八女地域の歴史的建造物、べんがら壁の色で表現。
「千歳緑」千年後も不変という意味をもつ縁起のよい色。八女茶が今後も発展するようにと願いが込められている。
「青色」八女茶を育む矢部川の清流をイメージ。
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八女茶の魅力を広める取り組みは国内にとどまらず、
海外でも愛されている八女茶は現在、主にアジアやヨーロッパへ輸出されています。
次なる一手として、福岡県はアメリカへの輸出拡大に向けた販促活動を展開。
現地の飲食店のシェフらを対象に八女茶セミナーなどを行った結果、
ニューヨークの星付き和食店で八女茶がドリンクメニューに採用されるに至りました。
伝統を守る生産者たちの矜持
八女市は、茶種ごとに全国一の茶を決める品評会「全国茶品評会」の
令和4年「玉露の部」において22年連続で産地賞を受賞しています。
「八女伝統本玉露」は、玉露の最高峰と呼ぶにふさわしい逸品で、
稲わらなどの天然素材を使った棚の被覆、手摘みによる収穫等、
厳しい条件を満たして初めて名乗ることができます。
そんな八女伝統本玉露を生産する宮原義昭さん・幸子さんご夫婦。
星野村で3代に渡って続く宮原茶園で約50年間、玉露や煎茶の栽培に携わり
「全国茶品評会」で最高賞にあたる農林水産大臣賞に3度も輝き、8g1万円で販売されたことも。
福岡を代表する洋菓子店シェフが
【究極の八女茶スイーツ】を開発
福岡県では、八女茶のブランド力強化に向けた取り組みの一環として
八女伝統本玉露を使用したスイーツを、県を代表する2軒の洋菓子店シェフと共同開発しました。
それぞれの趣向を凝らした「八女玉露のテリーヌ」をご紹介します。
フランス菓子 16区
素材本来の味をダイレクトに感じられるように、素材の茶は八女伝統本玉露のみを使用。
冷やして食べると、滑らかな口どけとともに豊かな香りとコク、濃厚な旨味が広がる。
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福岡市中央区薬院4-20-10 TEL:092-531-3011
10:00~18:00(喫茶コーナーは~17:00)
店休日:月曜(祝日の場合翌日)
喫茶コーナーは月・木曜
【注文方法】TEL:092-531-3011
※ 2営業日前までに要予約 ※ 1日25本限定
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ロン・ポワン
八女伝統本玉露と、卵やバターなどのほかの素材との配合比率を試行錯誤。
ベルギー産ホワイトチョコレートを使い、八女伝統本玉露の風味を最大限に引き出している。
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福岡市東区千早1-9-5 TEL:092-671-4408
9:00~19:00、土・日・祝日は8:00~19:00
店休日:不定
【注文方法】TEL:092-671-4408
※ 2営業日前までに要予約 ※ 1日20本限定
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