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保存版!福岡・人気パティスリーの定番スイーツ!イチオシスイーツ!

保存版!福岡・人気パティスリーの定番スイーツ!イチオシスイーツ!

ここ2〜3年、新店ラッシュが続く福岡のパティスリー。魅力的なスイーツが一気に増えました。そこで、それぞれのお店から“定番”と“イチオシ”をピックアップ。食べておきたい、食べてみたいスイーツを一挙にご紹介します。

取材・文/羽根則子 撮影/平川雄一朗


桜坂

オー フィル ドゥ ジュール Au fil du jour

桜坂の閑静な住宅街に登場して早2年。すでに固定客も多いこの店では、フランス菓子の軸を固守しつつ、オリジナリティを加えたケーキがズラリと並ぶ。大事にしているのは、旬の果物やハーブの香りや風味。できる限りフレッシュなものを使い、生地やクリームとのバランスを考慮しながら、ケーキに最大限のみずみずしさを与えている。

住所:福岡市中央区桜坂1-14-9 TEL:092-231-8607 営業時間:10:00〜19:00 定休日:水曜、月1回連休あり MENU:半生チーズケーキ464円、ティラミス421円、ピーカンナッツ キャラメリゼ886円
定番スイーツ
ル ミエル508円

やわらかい甘さとさわやかな酸味が融合 フランス語でハチミツを意味する名前のとおり、アカシアハチミツを使ったムースがベース。中に洋ナシのジュレをしのばせ、上部にはショウガ、レモン、ハチミツの香りを移した洋ナシの果肉をトッピング。蜂の巣を模した黄色のチョコレートの飾りが、目にも楽しい。

店のイチオシ
ケーク シトロン1825円

おだやかなレモンの風味が心地よい 香料やリキュールに頼らず、レモンの皮のすりおろしをたっぷり使ったパウンドケーキ。レモンの自然な香りがやさしく広がり、食べ疲れしない。シンプルな材料で作るベーシックな菓子ながら、ていねいに作ると、飽きのこない美味しさとなる好サンプル。

生ケーキは、定番&季節商品合わせ常時12〜13種類がショーケースに並ぶ。
雰囲気あるフランスのアンティーク家具を焼き菓子のディスプレイに。

藤崎

ル ボータン LE BEAU TEMPS

パティスリーというと生ケーキ、焼き菓子のラインナップを思いがちだが、焼き菓子もケーキやビスケットだけでなく、クロワッサンやショソン・ド・ポムといったパンに近いもの、さらにはパート・ド・フリュイやヌガー、キャラメルなどコンフィズリーまで幅広く揃える。夏場にはアイスクリームも登場し、ますます選ぶ楽しさが広がる。

住所:福岡市早良区弥生2-3-2 TEL:092-231-9675 営業時間:10:00〜20:00 定休日:月曜 MENU:ガトーピレネー2700円〜、パラディ475円、クロワッサン194円、パート・ド・フリュイ各種129円
定番スイーツ
タルト ブーダルー1296円

塩気の効いたタルト生地が味のアクセント ほろほろの生地にアーモンドクリームと果物をのせて焼く、フランスの伝統菓子。これは直径12cmほどの大きさで、バニラと一緒に炊いた洋ナシを使用。タルト生地をそのままで、アーモンドクリームを敷いて、洋ナシをのせてさらに焼くことで、輪郭のはっきりした味わいに。

店のイチオシ
フレジエ ピスターシュ518円

色味と味わいで楽しむスイーツの春 粉アーモンドを使ってざくっとした食感のスポンジ生地にのせるのは、ピスタチオとイチゴのしっとりとした食感のムース。キルシュを効かせ、大人味のスイーツに仕上げる。ムースの中にはイチゴを丸ごと並べ、きれいな断面となるようにカットするのは、プロのなせる技。


長住

ラ ヴィ ドゥ ガトー LA VIE DE GÁTEAU

スタイリッシュな店内に並ぶのは、インテリアに負けるとも劣らないデザイン性の高いスイーツの数々。お菓子にはしっかりした甘さが必要と豊潤な甘さを前面に出しながらも、その中に繊細さを表現。とりわけチョコレート使いを得意とし、甘さだけでなく苦味とコクを、生地にクリームに飾りに使い、多彩な表情を見せる。

住所:福岡市南区長住1-1-57 TEL:092-408-2379 営業時間:10:00〜20:00(日曜は〜19:00、喫茶コーナーは〜18:00) 定休日:水曜、月1回不定 席数:6席 MENU:ケーク各種1620円、プレジール486円
定番スイーツ
ジャスミン497円

高貴なオリエンタル風味が香る つやっとした真っ白な見た目がどこまでも上品。これはホワイトチョコレートのコーティングで、覆われているのは、マスカルポーネとジャスミンを抽出したクリーム。アールグレーの紅茶で風味づけをし、ベルガモットのフレーバーもプラス。

店のイチオシ
ソフィー497円

チーズケーキのモダンスタイルが新鮮 ほろほろの生地を土台に、バラ風味のチーズケーキを2種、ベイクドとレアを重ねた一品。層の間にはラズベリーのシロップ、ライチを混ぜたラズベリーのゼリーを挟み、味と色のアクセントに。チーズケーキはここまで洗練できる。

【続きは本誌50ページで】

ソワニエ vol.48 2018年3・4月号より