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九州のスター生産者 vol.42 久留米 博多和牛

九州のスター生産者

vol.42

久留米 博多和牛

20年前に、福岡県の和牛生産者が一丸となり生まれたブランド「博多和牛」。
「全国和牛能力共進会」での受賞歴もあり、年々注目度が高まるブランド牛だ。
今回は37軒の登録畜産農家の中から、久留米にある『大熊畜産』を訪ねた。

大熊茂成さん・崇文さん / 大熊畜産

1.大熊茂成さんと息子の崇文さん。現在は、崇文さんがメインとなり牛の飼育を行っている。2.主に長崎、大分の家畜市場で仔牛を買い付け、生後28~30ヵ月まで育てる。地元で生まれた牛もおり、久留米生まれ、久留米育ちの「博多和牛」を増やすことを一つの目標に掲げている。3.「牛をしっかり観察することが大事」と崇文さん。不調な牛がいれば、畜産農家の仲間に相談し、アドバイスをもらうことも。4.近くにある自社の田んぼで刈った稲わらが主食。田んぼには堆肥を利用しており、循環型農業にも取り組む。
親子で探る「博多和牛」の可能性。地元が誇る和牛を目指して

2001年に発生したBSE(牛海綿状脳症)をきっかけに、安心して味わえる和牛を届けたいと、福岡県内の畜産農家が一致団結。県内産の稲わらを主食とし、登録生産農家で約20ヵ月間育ったA3等級以上の黒毛和牛を条件に、2005年「博多和牛」のブランドを立ち上げた。今年で誕生20年となるが、名だたるブランド牛がひしめく九州では知名度が低いと、より広く認知されるべく37軒の登録畜産農家が切磋琢磨している。久留米市にある『大熊畜産』もそのひとつ。

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続きは本誌で

ソワニエ+ vol.91 2025年5・6月号より