Latest issueソワニエ最新号

バックナンバー

2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年

九州のスター生産者 vol.37 豊前 鱧

九州のスター生産者

vol.37

豊前 鱧

「梅雨の水を飲んで旨くなる」という言い伝えがある鱧。
福岡県内では豊前市での漁獲量が多く、ふっくらと身の肥えた鱧が続々と水揚げされている。

組合長 髙松三男さん/豊築漁業協同組合

1.66名いる豊築漁業協同組合員の中で、漁師歴が最も長い髙松さん。最近は、漁師を目指す若者の育成にも積極的に取り組んでいる。鱧漁は、禁漁期間を除く5月上旬~10月まで。2.「ザッコエビ」とこの地域で呼ばれるエビも豊前海で獲れる海産物のひとつ。3.この日、「うみてらす豊前」の対面販売コーナーに立っていたのは、髙松さんの妻・真佐子さん。明るい声で、鱧の美味しい食べ方などを教えてくれる。
栄養豊富な豊前海で獲れた肉厚の鱧

瀬戸内海の最西端に位置する豊前海は、広大な干潟を有する遠浅の海。波は穏やかで、周囲の山々から流れ込む河川水により栄養が豊富な海域になっていることから、さまざまな魚介類が産卵のためにやってくる。今の時季は、高級魚として知られる鱧が回遊。5月上旬~10月の漁期間の中でも、産卵に向けて栄養を蓄える梅雨から初夏にかけての時季が、最も美味しいといわれている。

誌面をちょい見せ




続きは本誌で

ソワニエ+ vol.86 2024年7・8月号より