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九州のスター生産者 vol.39 那珂川 根菜類

九州のスター生産者

vol.39

那珂川 根菜類

自然豊かな那珂川市の南畑地区にある『ふじもり農園』で育った根菜は、どれも味が濃厚で滋味豊か。
その理由は、自然に寄り添って育てる、昔ながらの栽培方法にあった。

藤森陽介さん/ふじもり農園

1.「僕はちょっとこだわりの強い農家です」と笑う藤森さん。縁あって、「中ノ島公園」に隣接する「日吉神社」そばの畑を引き継ぐことに。ここでは里芋のほか、大豆や蒟蒻芋などを栽培。2.メインの畑は『𠮷越』の近く。野菜の前に菌を育てる“菌ちゃん農法”で作った畑。3.草と一緒に育てるのが藤森さんのスタイル。ヨモギやツユクサなど野草を料理に取り入れることも。
野菜と共に土を育てる。持続可能な農業を目指して

那珂川市の南畑エリアにある「日吉神社」そばの畑で、生き生きと農作業をする一人の男性。この人物こそが、今回の主役の藤森陽介さん。今から9年前、サラリーマンを辞め、農業の世界へ飛び込んだ。
『ふじもり農園』の主力野菜は、里芋やじゃがいもなどの根菜類。特に自然薯には力を入れており、全国的にも珍しい無肥料・自然栽培で育てている。「初めは農業研修で学んだ通りの有機無農薬で育てていました。しかし、動物性堆肥に頼りすぎると土や微生物の本来の力が発揮されづらいのではと思い、徐々に自然栽培に切り替えました」。

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続きは本誌で

ソワニエ+ vol.88 2024年11・12月号より