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動物食学手帖

動物食学手帖

福岡の動物園で暮らすどうぶつたちの食のあれこれ

〈第4回〉
ツキノワグマ
福岡市動物園

ツキノワグマ

福岡市動物園に来園して22年になる“ハナコ”。エサの食べ方にもハナコとゲンキで個性が表れ、例えば夏季にスイカを与えるとハナコは皮ごと食べ、ゲンキは皮を残すといった違いが出るという。

つぶらな瞳にコミカルな動き
クマらしからぬハナコの魅力にメロメロ

「えっクマ? それともチャウチャウ?」。ずんぐりむっくりな体型に可愛らしいルックス。つぶらな瞳で来園者を見つめる彼女こそ、隠れファンも多いツキノワグマのハナコさんだ。穏やかな性格で実にマイペースな23才。一時は脚を痛めてほとんど動けなかったが、今ではスロープ付きの運動場を元気に動き回れるようになった。そして隣りの獣舎にいるもう一頭は、11才のゲンキ君。こちらは人に育てられたせいか人懐っこいのが特徴だ。

ツキノワグマは植物食傾向の強い雑食性で、果物・野菜・葉や茎といった飼料を中心に、週2回の馬肉など。給餌の際にはフィーダーと呼ばれる器にエサを入れて与えている。こうすることで動物がエサを食べるために知恵を絞ったり、食事時間が長くなるなど、飼育下ながら動物たちにとって“楽しい時間”が増えるのだとか。

濵田美咲さん
今年4月から再びツキノワグマ担当になり、現在クマのダイエットに試行錯誤中。「ハナコのコミカルな動きが良いですよね~」と濵田さん。

福岡市動物園
住所:福岡市中央区南公園1-1
電話番号:092-531-1968
営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
定休日:月曜 (祝日の場合翌日)
駐車場:339台
URL:http://zoo.city.fukuoka.lg.jp

取材協力





続きは本誌で

ソワニエ+ vol.52 2018年11・12月号より