Latest issue大人が行きたいうまい店3

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2018年

来福客をもてなす、とっておきのご馳走

全国的にも飲食店のレベルが高い福岡で、もはや料理が美味しいのは当たり前。
客を惹きつける店には、目に見えない魅力がある。

海物山物

広々とした開放的な空間で海の幸、山の幸を贅沢に
博多駅のほど近くにありながら、四方をビルに囲まれたエアポケットのような立地に建つ、木造総ガラス張りの建物。エントランスの樹々は夜になるとライトアップされ、ここだけが異世界のような趣だ。紺地に白で染め抜かれた暖簾をくぐると、カウンター前のネタケースには旬の食材がズラリと並び、正面の生け簀には活魚が泳ぐ。

金山寺味噌のワサビもろみで焼いた「ハーブ鶏ももと松茸の炭火金山寺味噌焼き」(972円)。

料亭 金鍋

文化財料亭で食べる文明開化の味わい
創業は明治28年(1895年)。当時日本一の石炭積出港として繁栄した若松で多くの経済人や著名な文化人が集う場所として利用され、百年以上経った今も往時の面影を残している。木造3階建ての建物と表門は、国の有形文化財にも指定されている。

料理は「牛鍋コース」(7560円)の一例。椎茸を中心に牛肉、ネギ、ゴボウなどを放射状に置き、火に掛ける。グツグツと煮込むことで牛の脂が溶けて出汁にコクがでる。調理は仲居さんにおまかせ。

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